空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

第16 回徳島県空手道錬成大会について

 2/28 ㈰に鳴門・大塚スポーツパークで開催予定の第16回徳島県空手道錬成大会の申込締切日は、今週土曜日の1/23 になっています。

 参加予定の方は、期日に間に合うようにお願いいたします。

 さて、その徳島錬成大会の参加者状況ですが、新型コロナ情勢が思わしくない状況が反映しています。

 都市部と比べ、比較的落ち着いてる徳島県のコロナ情勢ですが、それゆえにコロナに対する警戒が強い一面があり、職場、学校等から厳しい制約を受けている人達もいます。

 参加を検討されている方は、十分に各自の立場を検討に加味されたいと思います。

 当初の見込みより大幅な参加者減が予想される徳島錬成大会ですが、その中で今大会が初出場となる道場生もいます。

 この時期に敢えて試合に初出場するには、相応の意気込みを持ってのことと感じますが、その意気込みには〝強くなりたい〟との意志も感じます。

 試合へのスタンスはそれぞれの事情によって様々ですが、「強くなりたい」と試合を必要としている人たちもいます。

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 また、そもそも大会を主催する側にあっては〝試合が強くなるために必要な最良の機会〟であるからこそ、大会を開催します。

 強くなりたいと試合を望む人には、主催者側としては大会への信念を持って応え、今のコロナ情勢に最大限配慮した運営をしたいと思います。

 第16 回徳島錬成大会は参加人数によって当初より大幅に運営方法を変更する部分も出てきますが、徳島県のコロナ情勢が許す限り開催する予定なので関係者の皆様、よろしくお願い致します。


 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)


美馬道場少年部1.18.2021

 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


美馬道場一般部1.18.2021

 1.19.2021 記

空手のイメージのバラエティ化

 ひと昔前に比べ全国的に空手道場が増えましたが、昔に比べ各道場のコンセプトが明確に分かれて来たように思います。

 昔の空手道場と言えば、強さを求める場としてのイメージが一辺倒だったように思いますが、今は各道場のコンセプトの違いが空手自体のイメージのバラエティ化となっているように感じます。

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 イメージのバラエティ化は以前見学に来られた方が「実戦的なんですね。」「空手って型だけと思っていました。」と、見学後にお話されていたことで感じましたが、私の道場のコンセプトは昔気質の強さを求めることです。

 空手のバラエティ化は、文化としての空手を普及するものであり良いことだと個人的に思います。

 ただバラエティ化による多様の一角として、私の道場は強さを求める姿勢を崩さないでおこうと思います。

 また格闘技においてもそのイメージのバラエティ化は進んでいように思いますが、その中で強さをコンセプトにされているジム・道場はあります。

 強さを求めている格闘技のジム・道場の指導者、選手の皆さんからは、空手として勉強させていただくことがたくさんあります。

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 昔気質の道場コンセプトを一貫しても、バラエティ化、多様化の時代の中で学ぶ姿勢は柔軟であろうと思います。


 土曜日の鴨島道場。

 選手クラス1 部(15 時~16 時)


選手クラス1部1.16.2021

 少年部クラス(16 時15 分~17 時15 分)


鴨島道場少年部1.16.2021

 選手クラス2 部(17 時30 分~19 時)


選手クラス2部1.16.2021

 一般部クラス(19 時15 分~20 時30 分)


鴨島道場一般部1.16.2021

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


鴨島道場居残り1.16.2021

 1.18.2021 記

昨年末の格闘技大会から感じたこと

 遅ればせながら昨年末の格闘技大会について。

 個人的に一番感銘したのは所選手の試合です。

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 年の差のある若くて、強い対戦相手と対する所選手にかつての自分自身の経験を重ねる部分もありますが、技術的に共感を覚えるのが感銘の主な理由です。

 その技術的な部分が下記の添付動画。


所選手の動き

 バスターと言われる強烈な投げ技を見舞われますが、マットに叩きつけられてもそこで動きを止めず、すぐさま相手の足を取りにいってます。

 〝動きを止めない〟

 私も強烈な肘打ちで体勢を崩されても、体勢の崩れで生じた間合いを利用して左ミドルを返しています。


左ミドルの返し

 所選手は叩きつけられた跳ね返りを逆に利用するように足を取りにいっている感じがしますが、相手の強烈な技に怯んで動きを止めずに技を返す、その技の切り返しに共感を覚えます。

 私自身、動きを止めないことは若い勢いのある人とのスパーリングでの基本対策としていますが、それは競技のジャンルを超えての共通項のように思います。

 〝動きを止めない〟よくブログでも書く〝居着かない〟ことですが、居着かない動きは年齢を重ねて行くごとに必要に思います。

 若さと勢いは強さの象徴であり、競技に関してはその強さは絶対的なものです。

 自身が往時〝若さと勢い〟でベテラン選手と対戦させていただいているだけに、実感として断言できることです。

 しかし強盛な若さと勢いも年月を重ねれれば、いずれ衰えるのが定めです。

 その定めを弱体化とせず、定めに変化を伴わせ、若さと勢いとは異質の強さを競技を超えて目指す道もあると個人的に思います。

 その道は若さと勢いで戦い、その強さの衰えを実感するほどに試合経験を積んだものに切り開けるようにも思います。

 ずっと強いままでいられることは、空手の魅力を高める一つの可能性と思います。

 私たちの世代は整備された大会が頻繁に開催され、幸いにも試合を多数経験できた世代です。

 はばかりながらその世代の端くれとして、年齢とともに変質を伴う強さを探求していきたいと思います。


 昨日の指導

 やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)


やわらかカラテ1.15.2021

 徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)


徳島市加茂道場少年部1.15.2021

 徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)


徳島市加茂道場一般部1.15.2021

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


徳島市加茂道場居残り1.15.2021

 1.16.2021 記

きつい練習は集中力を高める絶好の機会

 心拍数を上げる追い込み練習を一生懸命に取り組み、きつそうな表情を浮かべる道場生の姿には、追い込み練習を行っていた以前の自分の姿が重なり、その時の自分の心情が自然とはっぱをかける声となります。

 昨日の追い込み練習で口に出た言葉は「集中」。

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 私はきつい練習ほど、集中して乗り切るようにしていました。

 そしてきつい練習で練り上げられた集中力は、対戦相手と実力が拮抗する試合の中で勝機へと体を動かせたように思います。

 いわゆるスタミナは、集中力に負うところが大きいように自身の経験から思います。

 心拍数を高めるようなきつい練習は敬遠されがちですが、集中力を高める絶好の機会でもあります。

 道場生には進んで取り組んでほしいかと。

 

 昨日の美馬道場

 少年部(19 時~20 時)


美馬道場少年部1.14.2021

 一般部( 臨時選手稽古20 時15 分~21 時15 分)


美馬道場一般部1.14.2021

 1.15.2021 記

上達の指標、動作をコンパクトに

 昨日の鴨島道場一般部の受け返し。


受け返し1.13.2021

 前外への下段回し蹴りをスネ受けでカットしての下段の返し、相手の反撃のワンツーをバックステップで捌いて、ワンツースリー上段回し蹴りの返し。

 昨日の受け返しでは、最初のスネ受けを最小限の動作にすることを注意点として強調しました。

 スネ受けは足だけを上げれば事ありますが、足を上げる動作に吊られてガードの手が下がる人もいます。

 スネ受けに手を下げる必要はなく、必要がないどころか、ガードが下がることで生じる隙を追撃で狙われる危険性が発生します。

 動作をコンパクトにまとめていく事が上達の指標となりますが、動作のコンパクト化は余計な動作を省くことであり、動作のコンパクト化は組手・スパーリングにおいて相手に隙を与えないことにもなります。

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 余計な動作を省く、帯の上の道場生には特に意識して欲しいと思います。


 昨日の鴨島道場

 少年部1 部(17 時45 分~18 時45 分)


鴨島道場少年部1部1.13.2021

 少年部2 部(19 時~20 時)


鴨島駅少年部2部1.13.2021

 一般部(20 時15 分~21 時30 分)


鴨島道場一般部1.13.2021

 1.14.2021 記


 追記 支部内連絡

 本日の美馬道場一般部(20 時15 分~21 時15 分) は選手稽古を行います。

 服装は自由です。

形骸化させない前屈立ちの運動特性

 前屈立ちの指導では、前足の膝を曲げ後ろ足の膝を伸ばす、前屈立ちの特徴である前足重心をしっかり構築するように指導しています。

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 前足重心の運動特性としては突きに体重が乗せやすいことがありますが、前足重心のちょっと変わった用法が下記の添付動画。


ヘッドロール

 ワンツーを仕掛けるが相手はディフェンス、返しが来ることを予想して前足に掛かっている体重をさらに前方に押しやり、つんのめるようステップして相手の返しをかいくぐり被弾を回避。

 空手の稽古体型である基本、移動、型を広義における形( かた) として、それぞれの形には運動特性があります。

 個人的にいくら形のみが上手く出来てもその運動特性を組手・スパーリングで実践、応用しなければ体得したとは言えないと思います。

 添付動画の動きは教わったものでなく、スパーリングで自然と出来た動きですが、手前味噌ながら前屈立ちによる前足重心を練り上げた結果、自然発生したように思います。

 また個人的な見解ですが、空手の形の形骸化が進んでいると思いますが、形を形骸化させないためにはその運動特性を稽古で実践しなければならないと思います。

 自身の形の運動特性を練り上げスパーリングで実践し、道場生に指導していきたいと思います。


 昨日の徳島市加茂道場

 少年部(18 時30 分~19 時30 分)


徳島市加茂道場少年部1.12.2021

 一般部( 選手稽古19 時45 分~21 時)


徳島市加茂道場一般部1.12.2021

 1.13.2021 記

自分を見据える〝据えどころ〟

 土曜日の鴨島道場、寒波によるトラブル発生でバダバタでした。

 私が住む美馬は一日大雪で路面凍結が心配なため、最後のクラスも時間短縮で早めに帰宅させてもらいました。

 帰路、鴨島は雪はありませんでしたが、川島辺りから残雪が見られ、美馬ではガチガチに凍っている有様。

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 途中、前の車がスリップで半回転しましたが、スタッドレスタイヤを履いており車間距離を十分に取っていたので巻き添えは逃れ、無事帰宅できました。

 帰宅を心配いただいた皆様、ありがとうございました。


 そんなバタバタな一日でしたが、一般部クラスでは昨秋昇段したユウナちゃんに黒帯と昇段状を渡すことが出来ました。

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 新型コロナの感染拡大、はたまた最近の米国の混乱など社会不安は募るばかりで、社会不安に流され自分を見失う人も増えているように思います。

 未来がある若い人達にはしっかり自分を見据えて今を乗り切って欲しいと思いますが、西南支部の若い人達は自分を見据える〝据えどころ〟を空手に置いて欲しいと思います。

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 またこの度、晴れて黒帯を手にしたユウナちゃんには、黒帯を自分を見失わない自信の根拠として欲しいと思いますが、今年、人生の岐路に立つユウナちゃん、黒帯を信じて頑張って欲しいと思います。


 土曜日の鴨島道場

 選手クラス1 部(15 時~16 時)


選手クラス1部1.9.2021

 少年部クラス(16 時15 分~17 時15 分)


鴨島道場少年部1.9.2021

 選手クラス2 部(17 時30 分~19 時)


選手クラス2部1.9.2021

 一般部クラス(19 時15 分~20 時15 分)


鴨島道場一般部1.9.2021

 1.12.2021 記