昨日(6/1)の美馬道場
小学3年生以下のクラス
小学4年生以上のクラス
飛沫シールド装備のヘッドギアをつけてのスパーリングが定着しつつありますが、道場生からの呼吸のしづらさがちらほらと聞こえてきています。
呼吸のしづらさは、私も飛沫シールドをつけてのスパーリングを事前に試しているので認識はあります。
認識の上、感ずるところは、呼吸のしづらさは慣れてくると思います。
具体的な慣れる手段はスパーリング中、息を整えることを意識することです。
スパーリング中「息が乱れてきたかな」と思えば、息を吐くことを意識し、深めの呼吸を心掛けて欲しいと思います。
試合で息を整えることは難しいと思いますが、練習であるスパーリングでは十分可能です。
常々指導しているライトスパーリングは、呼吸に意識を向ける余裕を持つためでもあります。
幼年、低学年の道場生はそういった意識は難しく、スパーリングのラウンド数を減らして呼吸のしづらさに対応しますが、中学年以上の道場生は逆に一定数のラウンド数をこなしても息が乱れないスパーリングを目指してもらいたいと思います。
型の三要素の一つに〝息の調整〟がありますが、現状の組手稽古は型の教えを実践する機会であるように思います。
空手を問わず武道・武術は形骸化しやすいものですが、あらゆる機会を捉えて実践的なものへとフィードバックしていきたいと思います。