空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

地面を蹴って、腰を回さない。7.25.2020鴨島道場

 一昨日の土曜日(7/25) の鴨島道場。

 選手クラス1 部(15 時45 分~16 時45 分)


7.25.2020 鴨島道場 選手クラス1分

 少年部クラス(17 時~18 時)


7.25.2020鴨島道場 少年部クラス

 選手クラス2 部(18 時15 分~19 時15 分)


7.25.2020鴨島道場 選手クラス2部

 一般部クラス(19 時30 分~20 時30 分)


7.25.2020鴨島道場 一般部クラス


 地面を蹴って腰を回してパンチを打つ、というのが一般的なパンチな打ち方として流布されていますが、これと全く逆の理論を提唱するボクシングの村田諒太選手。


村田諒太が教えるストレートの打ち方【初級編】

 私は村田選手の提唱する理論と同じ理論を10 数年前にある方に教わり、以来、その理論のもと突きを練り上げ、近年は同じ理論を公開されている有名な武術家の方の理論を研究し、道場生に指導しています。

 私は、前述の一般的なパンチの打ち方を教わった時「なぜ、空手の基本動作である前屈立ちでの逆突きは後ろ足の踵を地面から浮かすことを厳禁とするのか?」「パンチに地面を蹴って腰を回すことが必要ならば、前屈立ちの逆突きも後ろ足の踵を浮かしても良いのではないか?」と空手を習い始めた時に疑問に思いました。

 地面を蹴らない、腰を回さない理論を初めて教えていただいた時、その疑問が解け、教えていただいた理論の方が空手の基本に則しているように思いました。

 教えていただいた、また研究させていただいた理論は、村田選手の理論も含めては根本は同じでも、ポイントが違っていたりします。

 違っているポイントはどれも重要に思え、4 連休2 日目はその各ポイントを体に落とし込むために、スローペースのサンドバック打ちを自主練習で30 分間行いました。

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 どんなに優れた理論や技術を知っていても、実践できなければ人には指導できません。

 たゆまぬ研鑽を続けねばと思います。