道場生にはスタンス( 立ち方、足幅) の重要性についてよく指導します。
特に前足、後ろ足、前後のスタンスについては「相手に向かって足を揃えるな( 横に)」とうるさく指導しますが、それはスタンスが攻防( オフェンス・ディフェンス) に及ぼす影響が大きいからです。
そのディフェンスに関する一例が添付の画像。
上の画像は逆突きを回避、下の画像は被弾、その差は正にスタンスにあります。
回避した画像はスタンスが前後に取れてますが、被弾した画像は足が揃っています。
逆突きの回避はボクシングでいうスウェーという上体を後方に反らして躱していますが、足が揃っていては上体を後方にそらすことが出来ず( 倒れるため) スウェーはできません。
添付画像は顔面パンチによるものですが、顔を殴らないフルコンタクト空手ルールにおいてもスウェーは有効なディフェンス技術です。
スウェーは前足から後ろ足であるスタンス間の重心移動( 後方へのシフトウェイト) ですが、前方へのシフトウェイトに突きを合わせれば突きの威力となり、スタンスはシフトウェイトによる攻防の要となります。
道場生にはスタンスをしっかり構築し、シフトウェイトをしっかり使いこなようになって欲しいと思います。
昨日の指導
やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)
徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)
徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)
徳島市加茂道場居残り(21 時~21 時30 分)
2.6.2021 記