先々週のスパーリングの1 シーン。
私の牽制の追い突きを捌き、逆突きを返しながら上段回し蹴りまで繋げる道場生。
返しの逆突きは反応できましたが、上段回し蹴りは気づけば背足が顔の前にあり、返しの逆突きを躱した時点で追撃を警戒してバックステップしていなければ被弾していたと思います。
スリリングなコンビネーションでした。
私は顔面パンチのないフルコンスパーリングと顔面パンチのあるスパーリングは、顔面パンチに慣れる必要はありますが、基本的に同じと思います。
その理由の一つはフルコンの技術は、顔面ありでも通用する部分が大きいからです。
上記添付のコンビネーションは往年の名選手であられる師範のセミナーに参加した時、フルコン組手で突きで蹴りの軌道を隠して被弾させる技術として同じコンビネーションを指導されていました。
「ボクシングとか習っているんですか?」と聞かれることがありますが、私はボクシングは習ったことはありません。
またボクシングを参考にすることはありますが、ボクシングをしているつもりもボクシングを求めている訳ではありません。
フルコンタクト空手の技術をグローブを付けた顔面パンチのあるスパーリングで行っているだけです。
顔面ありをやっていると使えるフルコンタクト空手の技術がたくさんあり面白く感じますが…、
フルコンと顔面ありが基本的に同じとするには前提があります。
それは〝相手の技をもらわないこと〟です。
この前提をもとにルールを超えたフルコンタクト空手の技術を模索していきたいと思います。
昨日の健康観察トレーニング。
3.17.2021 記