空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

上段への初被弾〝逆卒業証書〟

 先週のスパーリングの1 シーン、上段前蹴りの被弾。


上段前蹴り

 普段のスパーリングでも、よく上段前蹴りを使う彼女ですが、普段は前蹴りの起り( モーション) の時点で下段払いでカットしてます。

 しかし今回は、打ち回し蹴り気味に前蹴りを仕掛け蹴りの軌道を変えてきましたが、その軌道の変化にまんまと引っかかり被弾。

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 恐らくはとっさの閃きで軌道を変えたものと思いますが、組手の刹那の瞬間にとっさの閃きで技を仕掛けるのは組手の華である上段系の蹴り技での技あり、一本に繋がります。

 スパーリングで閃きの感覚を練り上げ、試合で技あり、一本を量産して欲しいと思います。

 

 ところで今週、小学校を卒業した彼女、道場でも少年部を卒業し名実ともに一般部編入となります。

 今回の上段被弾は彼女に許した上段への初被弾となりましたが、奇しくも少年部卒業の〝逆卒業証書〟になったかと。

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 逆卒業証書を胸に華のある一般部としての彼女を指導していきたいと思います。

 

 昨日の健康観察トレーニング。

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 3.18.2021 記