空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

新型コロナ感染拡大、今後開催予定の大会を視野に入れて

 お盆休みの8/12、8/13 はお盆強化稽古を行いました。

 強化稽古では、選手クラスの新メニューを試してみました。

 新メニュー、小4 以下の道場生にはラダートレーニング。

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 これまでラダートレーニングで行えることは、空手の基本、移動、型また他のトレーニングで行えると感心を持ちませんでした。

 ステップ強化が主となるラダートレーニングですが、実際、道場生にさせてみるとステップの踏込みを踵から行っている子が散見されました。

 本来ステップはつま先で行うものですが、ラダートレーニングによって低学年以下の子ども達は基本的な体の使い方が未熟な事を改めて思い知らされました。

 選手クラスでは、低学年以下の道場生には足から鍛えて行こうと少し方針転換しますが、ラダートレーニングは足の使い方の基本を身に付けやすい利点があると思います。

 大いに活用しようと思います。


  新メニュー、小5 以上の道場生にはチューブを使った内転筋強化と腹打ち。

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 先の試合で道場生全般の接近戦でのオフェンス・ディフェンスワークを高める必要性を感じましたが、個人的な感覚から接近戦ではスタンス ( 立った姿勢) の強さが必要であり、それには内転筋の強さが不可欠のように思います。

 私自身も行っているメニューですが、膝上に付けたチューブの負荷で道場生の内転筋を強化して行きたいと思います。

 また接近戦で欠かせないのが、腹の打たれ強さ。

 腹打ちをメニューに加えるとともに通常クラスではライトスパーリングですが、強化稽古、選手クラスのスパーリングでは腹は効かせる意識を道場生に持たせるように方針転換しました。

 私も中学3 年生以上の道場生には、腹を効かせるつもりで行いました。


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 中学3 年生以上の道場生は、特に腹の打たれ強さを意識して欲しいと思いますが、その意識の延長上にはノーサポーターの本来の極真スタイルでの試合を視野に入れて欲しいと思います。

 

 新型コロナの感染拡大が止まりません。

 人流の抑制が唱えられていますが、闇雲な人流抑制は、もうナンセンスのように個人的に思います。

 しっかりとした感染対策の上で人流をコントロールすべきと思いますが、今後開催予定の大会を視野に入れて選手クラスの内容を高めて行きたいと思います。

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 お盆休みも終わり、今日から通常稽古を再開です。

 道場生の皆さん、頑張って行きましょう!!  

 8.16.2021 記