空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

 “No pain, no gain” 、一週間の疲労に耐えた左クロス

 先週は疲労を感じ、体調全般がずっと不調でした。
 身体の疲労で気分も重く、身体を動かすこと自体に疲れを感じていました。
 現役時代は疲れは稽古の証とポジティブに思えましたが、現役時代ほど稽古をしていない今、疲れには単に自身の〝老い〟を感じ、寂寥感すら覚えます。

 内心ネガティブな気分で迎えた一週間の締めくくりの居残りスパーリング、いつもより集中力を欠いたままこなしていましたが、「これでは駄目だ」と思い、「ラストセットくらいは無理やりでも集中力を高めよう」とのぞみ、ふとっ、サウスポーを思いつきました。


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 居残り稽古のスパーリング形式で、今までサウスポーで構えたことなどありませんでしたが、初めてサウスポーで対峙すること数秒、追い突きに逆突きを合わせることができました。
 ボクシングでいう左クロスですが、初めてのサウスポーでいきなり出来た自分にちょっとびっくりしました。
 付け焼き刃だけに突きは浅かったですが、その反省として「この技を練り上げよう」とスパーリングの直後から思い立ち、その頃には一週間に渡った疲れの寂寥感を忘れていました。

 “No pain, no gain” 、「痛みなくして得るものなし」「苦労なくして利益なし」
 この言葉は〝耐える〟ことの大切さを物語っていると思います。
 先週一週間の疲れ、寂寥感に耐えた代償が、左クロスだったように私には思えました。

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 人には耐えるれることと、耐えれないことがあります。
 私は耐えれないことには耐える必要はないと思いますが、耐えれることには耐え、また自分の耐えれることを見つけることは、自分の宝になると思います。
 私にとって空手は耐えれることですが、空手がネガティブな自分をポジティブに変えてくれます。
 左クロス、練り上げて行きたいと思います。

 

 さて昨日 (10/3) は、10/24 に行われる徳島錬成大会の第 2 次会議でした。

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 今回は前川師範と西南支部の黒帯、指導員の皆さんに参加いただきました。
 会議の大半はトーメントの編成作業でしたが、長時間に渡って作業に従事していただいた昨日の参加の皆さんありがとうございました。
 これからのトーナメント作成は私個人の仕事なり、この一週間は忙しくなりますが、大会準備も頑張りたいと思います。

 

 土曜日の鴨島道場
 選手クラス 1 部 (15 時~16 時 )

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 少年部クラス (16 時 15 分~17 時 15 分 )

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 選手クラス 2 部 (17 時 30 分~19 時 )

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 一般部クラス (19 時 15 分~20 時 30 分 )

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 居残り稽古 (21 時~21 時 30 分 )

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 10.4.2021