空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

間合い感覚を護身術として。

 金曜日(10/25)の徳島市加茂道場、

 少年部クラス、


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移動稽古では前屈立ち→後屈立ち→騎馬立ちと立ち方を変えて。 

 一般部クラス。


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 型はサイファを。

 土曜日(10/26)の鴨島道場、

 選手クラス1部、


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 稽古の最後はダッシュ、背走をしっかりできるようになって欲しいと。

 少年部クラス、


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 ミット稽古はワンツースリーパンチから膝蹴り連打を2秒しばりで。

 選手クラス2部、


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 和歌山支部の前田選手がユース合宿で指導してくれたステップ練習、秀逸のステップ練習と個人的に思います

 一般部クラス、


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 ミット稽古は約束組手風に。

 居残りクラス。


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 居残りクラスでのスパーリング、ミクちゃんの突き、蹴りが鋭くなってきました。

 元々、突き蹴りが鋭いミクちゃん。

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 このスタイルのスパーリングでの間合いに慣れて来たのだと思いますが、ミクちゃんにはこのスタイルの間合い感覚を護身術として練り上げて欲しいと思います。


 さて12/1㈰、愛媛県武道館で行われる全四国空手道錬成大会の支部内締切日は、今週土曜日(11/2)となっています。

 出場予定で申込書が未提出の道場生は、お忘れなきようにお願い致します。

ゴロフキンのトレーニングより。

 昨日(10/24)の美馬道場

 合同クラス、


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 居残りクラス。


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 居残りクラスではゴロフキンのトレーニングを真似して新メニューを。


Golovkin vs. Brook- Gennady Golovkin's Complete Weighted Shadow Boxing routine


 軸への意識・強化、打撃に必要な体幹の強化には、最適なトレーニングかと個人的に思います。

 映像のゴロフキンのように正中線を固定し、肩を上げず、上半を揺すったり、下半身を回したりしないことが手打ちの感がありますが、軸の意識・強化、体幹強化のポイントかと。


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 蹴りバージョンも行いましたが、しばらくは居残りフィジカルクラスの定番メニューにしたいと思います。


 また昨日は道場生より、道場の妖精をいただきました。

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 一人で練習していると、こういった可愛らしいものに癒されますが、道場の守り神として飾りたいと思います。

 

 さて次の日曜日10/27は吉野川市長選挙ですが、新極真会徳島西南支部では原井敬さんを応援しております。

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 道場生・保護者の皆様よろしくお願い致します。

歩のコツ、103歳の身体知。

 昨日(10/23)の鴨島道場

 少年部クラス、


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 一般部クラス、


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 居残りクラス。


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 先日、長寿の方の健康方法を特集した、あるテレビ番組で見ました。

 特集されたお一人の方は、今年103歳を迎えるものの矍鑠とされ、今も仕事をされているとのこと。

 運動を日課として、その運動の一つにウォーキングを紹介されていましたが、その方曰く「ウォーキングのコツは、歩において踵から地面に接地させる」こと、また「つま先からの接地はつんのめる」とも仰られていました。

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 歩における踵からの接地は、重心を踵におくことです。

 最近、稽古における前屈移動の要点は移動の際、前足の踵に重心を置くことにあるように思うに至りましたが、103歳の方の歩の要点と一致するように思い興味深く感じました。

 歩の要点、空手の型における移動の要点、それを実際の組手の動きにどう繋げるか?

 こういったことを研究するのが私の楽しみでもありますが、研究の成果は指導に反映させていきたいかと。

様々なスタイルの組手に。


 一昨日(10/21)の美馬道場

 合同クラス、


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 居残りクラス。


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 居残りクラスのスパーリングは顔面突き、簡単な組技有りでのスパー。

 顔面突きへのディフェンスはブロックをなるべく用いず、突きへの手での捌き、もしくはステップでの体捌きを用いるように指導しています。

 ブロックをなるべく用いないことは、反応及び間合い感覚を練り上げるのに良いと個人的に思います。

 反応、間合いはいかなるスタイルの組手においても、重要な骨子となると思います。

 道場生には、様々なスタイルの組手に対応できようになってもらいたいと思います。


 さて、兵庫錬成大会、四国錬成大会の支部内締め切りが迫っております。

 兵庫錬成大会は明日の10/24㈭、四国錬成大会は11/2㈯です。

 参加予定の道場生はお忘れなく、早めに申込書を提出してください。

体を動かすコツや勘…、身体知。


 金曜日(10/18)の徳島市加茂道場、

 少年部クラス、 

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 一般部クラス。

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 土曜日(10/19)の鴨島道場、

 選手クラス1部、


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 少年部クラス、


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 選手クラス2部、 


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 一般部クラス。


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 昨日(10/20)の朝刊で興味深い記事を見つけました。

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 記事の内容には、大いに共感を覚えます。

 全くもって個人的な意見ですが、私はスポーツと武道である空手とは根本的に違うと思っています。

 その違いを述べることが今回のブログの目的ではありませんが、スポーツと武道は根本的な違いはありますが、本質的に共通する部分はあると思います。

 その共通部分は、この記事で書かれている〝文化〟がキーワードとなります。

 スポーツが文化であるように、武道もまた文化だと私は思います。

 スポーツと武道が文化である所以は、記事にある〝身体知〟という言葉が表しています。

 スポーツも武道も身体知を高めて行くことにおいて、文化であると思います。

 文化としてのスポーツの本質を守るのに大切なのは、身体パフォーマンスを数値に頼らず〝体を動かすコツや勘やといった、抽象的で捉えにくい身体知を言葉にする粘り強さ〟と記事にあります。

 身体パフォーマンスは数値ではなく、体を動かすコツや勘であるように私も以前から思っていました。

 コツや勘は抽象的で捉えにくく、そして伝えにくいものです。 

 そのコツや勘をどうにか伝えようかと、私は稽古、そしてトレーニングを常に思案しています。

 今日まさに軸への意識といった観点で、ある有名ボクサーのトレーニングからヒントを得た新しいトレーニングを、指導前の自分の自主練で試してみようと思ってました。

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 記事にあるように、ああでもない、こうでもないと常に試行錯誤していきたいと思います。

 そして試行錯誤を持って身体知を高め、道場生に伝えていきたいかと。

 

 さて支部内連絡です。

 明日の火曜日(10/22)は、祝日のため徳島市加茂道場はお休みです。

 10月号の新聞に記載し忘れてましたが、道場生、保護者の皆様、よろしくお願い致します。

動作目的のための筋トレ。


 昨日(10/17)の美馬道場、

 合同クラス、

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 居残りクラス。

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 世間では筋トレがブームです。

 筋トレは当たり前のことですが、筋肉を付ける、鍛えるといったことが一般的です。 

 しかし、ただ漠然に筋肉を付ける、鍛えるよりも、自分の身体をコントロールする、何かの動作を高める目的意識を持って行う方が良いと個人的に思います。

 例えば、速く走るため、物を速く投げるため、高く飛ぶために筋肉を付け、鍛えるといった具合です。

 動作目的の意識を持って行うトレーニングは、最終的には日常動作の機能を高めることに繋がると個人的に思います。

 空手動作の目的のための筋トレ。

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 空手の動作は奥深いため、それを突き詰めると大いに日常動作の機能を高める効果があるかと。

空手への、フラストレーションやストレス。


 昨日(10/16)の鴨島道場、

 少年部クラス、

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 一般部クラス、

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 居残りクラス。

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 最近読んだ本に、以下のような実験が紹介されていました。

 4歳~6歳の子どもをお菓子のある部屋一人にして、お菓子を食べても良いけど15分間、お菓子を食べすに我慢できれば、さらにお菓子がもらえるという内容でした。

 実験は満足感を味あうのを遅らせる能力テストであり、600人を対象に行ったところ15分間、誘惑に打ち勝って追加のお菓子をもらえた子は全体の3分の1だったそうです。

 誘惑に勝てなかった子はすぐにお菓子を食べて子もいるそうですが、大半は数分は誘惑と戦ったが屈するパータンが多かったそうです。

 誘惑と戦う間の子どもの行動パターンは「お菓子の皿が見えないように目を手で覆ったり」「皿に背を向けたり」「テーブルを蹴ったり」「お下げ髪をぐいっと引っ張りたり」「お菓子を小さなぬいぐるみのように撫でたり」と様々なものがあったようです。

 この満足感を味あうのを遅らせる能力テストは、認知的・社会的能力とストレスへの耐性に関連するものですが、興味深いのは1960年代に行われたこの実験は数十年後に追加調査が行われたことです。

 追加調査は子供達の親にも行われたようですが、15分間待てた子の親は青年になった我が子を「学問的・社会的能力や弁舌力が高く、合理的で注意力に優れ、計画性があり、フラストレーションやストレスにうまく対処できる」と評したとのことです。

 時折、空手にフラストレーションやストレスを持っているように感じる少年部道場生を見かけます。

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 特にフルコンタクト空手は、フラストレーションやストレスが強いものと思います。

 過度のフラストレーションやストレスは無論良くありませんが、適切なフラストレーションやストレスが子ども達の成長をより良く促すことは学説としてもあります。

 適切なフラストレーションやストレス、それを設定するのは指導者ですが、それを見極めるのは保護者かと思います。

 設定・見極めともに、子供たちの今にとってでなく、子供たちの将来を見据えなければと。