空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

〝瞬速〟明敏な心身の働き。

 昨日(10/9)の鴨島道場、

 少年部クラス、

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 一般部クラス、

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 居残りクラス。

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 昨日は10/20に告知される吉野川市長選挙に立候補される、原井元県議が稽古前に挨拶に来られました。

 原井さんは、我々新極真会全体を応援してくださる後藤田正純代議士のご紹介ですが、若くて誠実なお人柄とお見受けしました。

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 道場生、保護者の皆様、応援よろしくお願い致します。


 さて…、空手を稽古する価値、よく考えるところです。

 先日、思い至ったのは、空手を稽古する価値の一つに、格闘センスを高めることがあるように思います。

 ここでいうセンスとは才能ではなく、感覚としてのセンスです。

 幕末、剣術の三大流儀の一つとされた北辰一刀流を創始した千葉周作は、「それ剣は瞬速、心、気、力の一致」との言葉を残しています。

 北辰一刀流は、それまでの剣術が形稽古が中心だったのに対し、防具・竹刀を用いて実際に打ち合う、神秘性に偏らない合理的な指導を行い、現代剣道に大きな影響を与えました。

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 自由攻防を行う格闘技・武道においては、北辰一刀流または現代剣道と大いに通じるものがあると個人的に思います。

 千葉周作の言葉〝瞬速〟とは、自由攻防における極意であると思います。

 〝瞬速〟とは、明敏な心身の働きと個人的に解釈します。

 自由攻防の組手・スパーリングは、〝瞬速〟明敏な心身の働きである格闘センス(感覚)を高めるものと思います。

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 そして明敏な心身の働きは、思いやりに通じる人の心を察する自身の心の働き、健康に通じる自身の体を自由にコントールする身体の働きとなり、個人の社会生活を健全に保つものとも思います。