一昨日の日曜日 (9/3) は第 19 回徳島県空手道錬成大会でした。
今大会は新型コロナによる制限無しで、コロナ前の大会形式で行いましたが、大過なく大会を終えることが出来ました。
参加選手の皆様、付き添いの保護者の皆様、ご参加ありがとうございました。
また新極真会四国・岡山・兵庫の各支部・道場の審判員の皆様、徳島北東あわじ支部、西南支部のスタッフの皆様、大会へのご協力、誠にありがとうございました。
大会結果は、新極真会徳島西南支部ホームページに掲示しております。
誤りがありましたら、ご連絡をお願いいたします。
訂正期間は 9/12 ㈫までとし、それ以降を諸般の公式記録とします。
また以下の添付画像の忘れ物があります。
持ち主の方はご連絡ください。
ご連絡が無い場合、忘れ物も 9/12 ㈫を期限として廃棄致しますので、よろしくお願い致します。
先々週の土曜日はミツキちゃん、ハナちゃんが岡山東支部へ出稽古。
石原師範には私の指導が行き届かないところを指導していただき、二人とも大きな収穫があったようです。
ミツキちゃん、ハナちゃんには、岡山東支部で学んだ事を今後に活かして欲しいと思います。
石原師範、岡山東支部の皆様ありがとうございました。
同行された保護者の皆様もお疲れ様でした。
さて話は変わりますが覚醒剤、大麻などの麻薬の使用で摘発される芸能人、スポーツ選手は後を絶ちません。
麻薬の蔓延は芸能界、スポーツ界のみの現象でなく、日本の社会全体に及んでいるように思います。
以前読んだ本よると、ヨーロッパのある国のある年代の調査で、麻薬に依存する人の 100% が「人生には意味が無い」と思っている調査結果が出たそうです。
また「人生には意味が無い」と思う人は「苦痛に意味は無い」とも思うそうです。
麻薬は安易に快楽が得られる、逸楽的なものとされています。
逸楽的に麻薬に溺れる人が「人生には意味が無い」思い、そして快楽とは正反対の苦痛に対し「苦痛に意味は無い」と思う事は自然な連鎖のように思います。
空手、特に組手・スパーリング ( 自由に技を攻防させる試合、もしくは試合形式の稽古 ) で実際に突き・蹴りを当てる、我々の空手には苦痛が伴います。
我々の空手を志し、学ぶには苦痛を覚悟しなければなりませんが、苦痛と向き合い、克服することで心身の強さを身につけることが出来ます。
〝No pain, no gain〟「痛みなくして得るものなし」との言葉がありますが、この言葉は我々の空手の真髄のように思います。
以前読んだ本よると様々な苦痛には意味があり、その意味を見出すことが人生の幸福に繋がるそうです。
例えば、苦痛にさいなまされる末期のガン患者がいるとして、苦痛を我が身のみに思えば単なる苦痛であっても、いずれ死を迎える自分との別れを悲しむ家族や友人がいれば、我が身を大切に思ってくれる人の存在を知る幸せとなる、と以前読んだ本には書かれていました。
我々の空手における苦痛の意味は、〝No pain, no gain〟で得られる心身の強さです。
空手への取り組みにおいても、特に競技者としての取り組みを重ねると〝No pain, no gain〟が身に沁みてきます。
そして競技から退いても〝No pain, no gain〟は身から離れません。
ここ最近、また古傷の膝の痛みが悪化した私ですが、だましだまし指導と稽古を続けています。
悪化した痛みですが、以前の悪化よりはましに思います。
以前の悪化から講じて来た予防トレーニングの効果が出ているように思いますが、さらなる予防トレーニングを考察していこうと前向きな気持ちが保ててます。
また膝が悪くてもスパーリングが出来る組手技術の研究にも取り組んでいこうと思っていますが、こういった前向きな膝の痛みとの向き合い方は、選手現役時代に培った〝No pain, no gain〟の精神に思います。
そして 51 歳を迎えても、そこそこスパーリングで動ける自分にささやかな幸せを感じます。
一昨日の徳島錬成大会、選手の皆さんの中には大会で苦痛を感じた人もいたと思います。
また大会そのものへの出場に、苦痛を感じた人もいると思います。
しかし、我々の空手の真髄は〝No pain, no gain〟です。
大会での苦痛の意味は、苦痛が伴う空手に前向きになり、大会後のたゆまぬ稽古の中で見えてきます。
現代社会には、逸楽が溢れています。
逸楽は精神の健康を保つのに、良い部分もあります。
しかし、先述した麻薬のような逸楽は身を滅ぼします。
麻薬に溺れる人が「人生には意味が無い」と思うことは、身の破滅の象徴のように思いますが、意味の無い人生ほど、人としての不幸はないように思います。
幸せはある意味、人生の意味を見つけることだと思いますが、人生の意味、幸せを見つけることこそが、本当の楽しさに思います。
人生の意味は、人生で味わう様々な苦痛の意味を知ることで見えてくると思います。
〝No pain, no gain〟我々の空手は苦痛の意味を知る、最高の手段の一つです。
第 19 回徳島県空手道錬成大会に出場した皆さん、大会で感じた苦痛の意味を知るために、今週からの稽古を頑張りましょう !!
また、各大会でのご活躍を祈念致します。
< ご案内・新極真会徳島西南支部、道場生、保護者様へ >
以下のとおり、新極真会徳島北東あわじ支部さんとの合同稽古を行います。
日時…9/17 ㈰ < 午前 10 時～正午 12 時 >
場所…鴨島東中学校
服装…道着、上下着用
都合の合う道場生の皆さんはご参加ください。
9.5.2023 記
