空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

空手が上達する意識、〝自分から合わそうとする意識〟

 空手の稽古は、号令に合わせて行うことが多いものです。

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 コンビネーション的な複数の動作が繋がる動きでは、初心者の場合、各動作のバランスが未熟なため号令に遅れがちです。

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 号令への遅れは動きの遅さですが、個々の動作のバランスを整え、コンビネーション的動作のバランスへと繋げ、動き全体のスピードを高めるのが稽古の一応の順序です。

 しかし各動作のバランスが未熟でも、コンビネーション的動作での号令に必死でついて行こうとする意識で逆に各動作のバランスが整い、動き全体のスピードが高まる場合もあります。

 大切なのは、稽古で号令に合わそうとする意識です。

 号令のみにとどまらず〝自分から合わそうとする意識〟は、空手に最も大切だと個人的に思います。

 そう思う所以は空手の本質である組手において、対戦相手の動き、呼吸に自分を合わせなければ相手の攻撃をもらい、自分の攻撃は当たらないからです。

 色んな人が集う稽古では各個人になるべく合わせる稽古設定を行いますが、道場生においては自分が合させれることに甘んじず、稽古の色んなシーンに自分を合わせる意識を高めて欲しいと思います。

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 〝自分から合わせる〟意識は空手の本質である組手の上達方法の根幹となり、またその意識からは謙虚な人間性が養われ、練られるように私は思います。

 

 昨日の徳島市加茂道場の稽古

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)


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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


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 5.26.2021 記