空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

受け返しの稽古としての要点〝間合い〟、間合いにおける距離とタイミングの相互関係

 昨日の少年部クラスの受け返し。


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 ワンツーを仕掛け、相手の右、左の前足への下段回し蹴りの返しをステップで躱してからの上段回し蹴りの返し。

 よく書くことですが、約束組手・受け返しは仕掛ける側も注意深く行わなければなりません。

 添付動画の場合、受け返し棒を持つ仕掛け手は、下段回し蹴りに見立てて相手の足を打つ受け返し棒を、相手の足に届くように打たなければなりません。

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 受け返しは、間合い( 距離とタイミング) を身につける稽古です。

 受け返し棒が足に届くという距離が設定できなければ、その距離から生じるタイミングも、実際の組手での下段回し蹴りを躱すタイミングとしては不十分になります。

 こういった稽古において、相手の身体に届かない距離で受け返し棒を振る道場生が散見されます。

 要点として相手の身体に届かせることは事前に説明していますが、注意深く行って欲しいと思います。

 受け返しの稽古としての要点、間合いは、距離からタイミングが生じ、タイミングから距離が生じるものです。

 間合いは距離とタイミングの相互関係から成り立っています。

 間合いは組手の巧拙の最大の要素です。

 道場生には、間合いの習熟に努めて欲しいと思います。


 さて、10/24 ㈰の徳島錬成大会の支部内締め切りは、今週の土曜9/18 です。

 参加予定で提出がまだの道場生は、お忘れなきようにお願い致します。

 また、諸事情で提出が締め切りより遅れる道場生は、ご連絡ください。

 徳島錬成大会には、締め切りが迫って試合への初挑戦を決断する道場生が複数見られます。

 また徳島錬成大会以降の県外への大会も、検討する道場生も複数出てきました。

 東京を中心とした新型コロナ感染者の減少傾向が、道場内の動きにも少しずつ良い影響をもたらしています。

 まだまだコロナには警戒が必要であり、その警戒度合いは各個人によって違うと思います。

 少しずつ動けるところ、動ける方から動いていけば良いと思いますが、空手の試合はやはり良いものです。

 道場の雰囲気としての試合への再起動の機運を、少しずつ高めて行きたいと思います。


 昨日の鴨島道場 

 少年部クラス1 部(17 時45 分~18 時45 分)

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 少年部クラス2 部(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時30 分)

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 9.16.2021 記