一昨日の日曜日 (2/25) は愛媛県西条市で四国・岡山合同稽古でした。
新極真会徳島西南支部からの参加者は、今回も有意義な稽古が出来ました。
いつも合同稽古をご準備してくださる三好師範、野本師範代、近藤先生、ありがとうございました。
参加した道場生の皆んな、いつも通りきつい稽古でしたが、よく頑張りました !!
今回は 2024 年最初の四国・岡山合同稽古でしたが、今年も後 4 回、次回は 5/6( 月・祝日 ) を予定しています。
全回参加を目指して、また頑張って欲しいと思います。
保護者の皆様も付き添い、お疲れ様でした。
まだ四国・岡山合同稽古に参加したことのない道場生の皆さんも、機会が合えばぜひ参加して欲しいと思います。
さて先週の金曜日 (2/23) の祝日は、鴨島公民館・文化祭で演武を行いました。
コロナ前は毎年の参加でしたが、コロナ禍により文化祭自体が中止になるなどして 4 年ぶりの参加となりました。
鴨島公民館での演武は立派な舞台上での演武となりますが、舞台上では演出作用で演武としての映え方が違ってきます。
イベントとしてのグレード感も高まりますが、舞台が醸し出すグレード感に見劣りしないように当日リハーサルで一生懸命にリハーサルにのぞむ道場生を見ていて、ふとっ脈絡もなく「乱闘を売り物にしている格闘技を模したイベントとは違うな。」と思いました。
空手の演武と、乱闘を売り物としているイベントに接点はありませんが〝表現〟という共通点はあります。
たいていの人間は〝何かしらの表現をしたい〟という欲求をもっているように思います。
スポーツ、映画、音楽などの芸術、または学問に至るまで、様々な表現の手段が社会に多数存在することは、人間の表現への欲求の深さを示すものと思います。
表現という人間の欲求は〝自己承認欲求〟であると思いますが、最近は他人を貶めて自分の存在感を示すような、他者への配慮を欠いた自己承認欲求が社会問題になっています。
真っ当な表現での自己承認欲求はアイデンティティ ( 自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚 ) の確立となり、社会にあっては有益なことと思います。
また、真っ当な表現での自己承認欲求によるアイデンティティの確立は、子どもにとって最も大切な、教育の最大目標ともされる〝自律〟にもなると思います。
乱闘を売り物にしたイベントのスポット動画を時折 SNS で見かけますが、乱闘を売り物にしている人たちも何かの表現をしたいのかもしれません。
しかしイベントの全てを見たことはなく、スポットを見ただけの一面的な理解もしれませんが、私は彼らの表現からは不快感しか覚えません。
彼らの表現には表現への欲求はあるけれども、表現するものを持ち合わせないため、ただ空虚なままに暴れているように感じ、また他者への配慮を欠いた自己承認欲求にも感じます。
空手の演武で表現するのは、技としての身体動作で表す武道精神です。
精神の表現は武道のみならずスポーツ、映画、音楽などでも自己承認欲求、アイデンティティの確立、自律に一際大きな作用をもたらすように思います。
先週の演武、出演した道場生の皆んなは、よく頑張りました。
皆んなの演武には日頃の稽古で培ったキビキビとした所作、動作が見られ、そのキビキビとした所作、動作には武道精神の一つである〝ひたむきさ〟が感じられました。
何かしらの真っ当な表現をする手段を持つことは、生来的に正しい欲求を満たす人間として幸せなことに思います。
道場生には、真っ当な〝空手という表現〟の手段を大切にして欲しいと思います。
そして学問、スポーツ、芸術などの他の表現にも自らの表現の幅を広げ、真っ当な自己承認欲求で自律し、アイデンティティの確立した大人へと成長して欲しいと思います。
先週の演武に出演した道場生の皆んな、お疲れ様でした。
演武は機会があれば、色んなイベントで積極的に参加していこうと思います。
まだ演武に参加したことのない道場生の皆んなも都合があえば、ぜひ参加してください。
また保護者の皆様も事前リハーサルからのお子様への付き添い、お疲れ様でした。
空手は演武だけなく、試合などにおいても表現を持ち合わせます。
新極真会徳島西南支部では空手において、お子さんの真っ当で、豊かな表現を深めることを指導指針の一つに据えていきたいと思います。
新極真会徳島西南支部の保護者の皆様においては、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
< ご案内 >【新極真会徳島西南支部、道場生・保護者様対象】
4/21 ㈰に高知市で開催される、第 41 回全四国空手道選手権大会の申込みの支部内締切 (3/6 ㈬ ) が迫ってきています。
出場予定の道場生の皆さんは、お忘れなきようにお願い致します。
2.27.2024 記
