「空手の動作は難しい」初心者や稽古を体験された未経験の方からよく伺う言葉です。
その難しい動作の一例が今週の移動稽古で行っている、上段受け→外受け→内受け→下段払いの連繋からの逆突き。
鴨島道場一般部 10.21.2020 ※この動画は音声が出ます。
この稽古は片手で行う上段受けから下段払いのみならず、それに伴う引き手の取り方も基本稽古通りに、上段受けならば正中線カバーから、外受けならば反対の脇から、内受けならば牽制から、下段払いならば金的カバーからと引き手を取らなければなりません。
両手を瞬時に別々に動かし、しかもそれを連繋させねばなりませんが、慣れないと非常に難しい稽古です。
なぜ、一見、実践的な動きとはかけ離れているこのような難しい動きを行うのか?
私は主に巧緻性を高めるためと解釈しています。
巧緻性とは、簡単に言えば〝器用さ〟です。
上の動画のカウンターは、相手の踏み込んでの上段逆突きをバックステップで間合いを外しながら受けて、追い突きをカウンターで合わしています。
バックステップ→受け→カウンターの突き、この3 つの動きを瞬時に連繋させるには巧緻性が必要となりますが、空手の稽古で難しいとされる動きは巧緻性となり、このような実践の動きに反映されるものと個人的に思います。
高度な動きは、巧緻性の巧拙によって決定されるものと思います。
巧緻性を高める難しい動きも、最初はゆっくりとそして反復を重ねることで身につくものです。
道場生には難しい動作に、根気よく取り組んで欲しいと思います。
さて、昨日の鴨島道場
少年部一部クラス(17 時45 分~18 時45 分)
鴨島道場少年部1部 10.21.2020 ※この動画は音声が出ます。
少年部二部クラス(19 時~20 時)
鴨島道場少年部2部 10.21.2020 ※この動画は音声が出ます。
一般クラス(20 時15 分~21 時15 分)
鴨島道場一般部 10.21.2020 ※この動画は音声が出ます。
10.22.2020 記