組手で利を得るに、最重要項目のうちの一つと個人的に思うのが〝間合い〟です。
間合いを練り上げる稽古に約束組手がありますが、約束組手は間合いを注意深く意識するように道場生には常日頃から指導していす。
間合いの解釈は一般的に距離ですが、間合いはタイミングも表すものでもあり、距離とタイミングを合わせたものが間合いとなります。
間合いを練り上げる約束組手では仕掛ける側が間合いを作り、返し手がその間合いに合わせて動いて間合いをコントロールする感覚を高め、間合いのコントロールを自由攻防の組手、スパーリングに活かしていかなくてはなりません。
約束組手においては稽古を成り立ててせるため、まず間合いを作ることが肝心ですが、その点、仕掛ける側が重要になってきます。
仕掛ける前に間を置いて間合いを作り、しっかりと攻撃を相手に届かせるように距離を調整しなければなりません。
約束組手における間合いがおざなりになっているのが散見されますが、道場生にはしっかり間合いを意識して欲しいと思います。
日本人は昔から〝間〟に関する意識が深く、それは間がいい、間が持てない、間が悪い、間を合わせる等の慣用句が日常的に使われていることからも分かります。
〝間〟は日本人的感覚と言っても過言ではないと思いますが、空手の稽古で日本人的感覚を高めて欲しいと思います。
昨日の鴨島道場
ストライクフィットネス(14 時~15 時)
少年部1 部(17 時45 分~18 時45 分)
少年部2 部(19 時~20 時)
一般部(20 時15 分~21 時)
3.4.2021 記