空手の稽古動作は一つ一つの動作を区切るように行いますが、区切ることとは一つの動作を止めることでもあります。
以前から道場指導では動作の区切り、動作の止めることを重視し指導していましたが、最近は特に重点的に行い道場生の基本、移動、型稽古での動作の止めも少しずつ良くなっています。
動作を止めることを重視する理由ですが、個人的に動きとは動作が連なることであり、一つの動作をしっかり止めることが次の動作への移行をスムーズ化させるがためです。
一つの動作をしっかり止めることが、動きのコントロールになるものと思います。
その点は空手の基本、移動、型稽古は動きのコントロールを身につけるのに適したファンクショナルトレーニング( 身体の機能を高めるためのトレーニング) に相当すると思います。
また「動きを止めよう」とする意識は心の働きでもあり、心の働きが体の動きとなる空手の基本、移動、型稽古は我々の空手の道場訓にある、まさに〝心身の練磨〟となります。
〝心身の練磨〟のパフォーマンスの第一課題は組手・スパーリングで発揮されるべきものと思いますが、ファンクショナルトレーニングである基本、移動、型稽古に様々なトレーニングを加味し、第一課題へと道場生を導いて行きたいと思います。
昨日の美馬道場
少年部クラス(19 時~20 時)
一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)
4.20.2021 記