空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

基本、移動、型稽古というファンクショナルトレーニング…〝心身の練磨〟

 空手の稽古動作は一つ一つの動作を区切るように行いますが、区切ることとは一つの動作を止めることでもあります。

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 以前から道場指導では動作の区切り、動作の止めることを重視し指導していましたが、最近は特に重点的に行い道場生の基本、移動、型稽古での動作の止めも少しずつ良くなっています。

 動作を止めることを重視する理由ですが、個人的に動きとは動作が連なることであり、一つの動作をしっかり止めることが次の動作への移行をスムーズ化させるがためです。

 一つの動作をしっかり止めることが、動きのコントロールになるものと思います。

 その点は空手の基本、移動、型稽古は動きのコントロールを身につけるのに適したファンクショナルトレーニング( 身体の機能を高めるためのトレーニング) に相当すると思います。

 また「動きを止めよう」とする意識は心の働きでもあり、心の働きが体の動きとなる空手の基本、移動、型稽古は我々の空手の道場訓にある、まさに〝心身の練磨〟となります。

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 〝心身の練磨〟のパフォーマンスの第一課題は組手・スパーリングで発揮されるべきものと思いますが、ファンクショナルトレーニングである基本、移動、型稽古に様々なトレーニングを加味し、第一課題へと道場生を導いて行きたいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)


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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


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 4.20.2021 記