空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

緩急、虚実。 8.22.2020鴨島道場

 土曜日(8/22) の鴨島道場。

 選手クラス1 部(15 時45 分~16 時45 分)


8.22.2020選手クラス1部

 少年部クラス(17 時~18 時)


8.22.2020鴨島道場 少年部クラス

 選手クラス2 部(18 時15 分~19 時15 分)


8.22.2020選手クラス2部

 一般部クラス(19 時30 分~20 時30 分)


8.22.2020鴨島道場 一般部クラス

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


8.22.2020鴨島道場 居残り稽古


 移動稽古、上段逆突きから中段2 本の3 本突き。


移動稽古

 この移動稽古では最初の上段逆突きで少し間を置き、後の中段への2 本の突きは素早く連続で突きます。

 連動する動きを同じリズムで連動させるのではなく、〝間〟を設けてリズムに変化を伴わせることを緩急と言いますが、緩急は間合いの駆け引きである〝虚実〟となります。

 虚実は例えが難しいですが、フェイントなどは虚実の一例となります。

 緩急の伴った動き、虚実をコントロールする動きは高度な身体操作となりますが、間合いの駆け引きで展開する顔面パンチ有りのスパーリングでは特に緩急、虚実が重要となります。

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 緩急は上記の移動稽古のみならず、型稽古で多く行われますが、道場生しっかり緩急を意識して欲しいと思います。

足音をさせない動き 8.21.2020徳島市加茂道場

 昨日(8/21) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

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 シャドートレーニング。


8.21.2020徳島市加茂道場

 シャドーの中での蹴り、ステップ、足を使う動作においては、足音をさせないように指導。

 足音をさせない動きは、動作における重心移動のスムーズ化になります。

 動きが硬い人、動作がバタバタしている人は動作における重心移動がスムーズでないことが一因です。

 足音をさせない動きを心掛けると、必然的に動きは柔らかくなりますが、基本稽古における蹴り、移動稽古、そして型では特に意識を高めて欲しいと思います。

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 型においては、わざと足音をさせる動作もありますが、跳躍などは足音をさせない着地を心掛けて欲しいと思います

シャドースタンド 8.20.2020美馬道場

 昨日(8/20) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

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 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 美馬道場の指導前には、自主練習を行うのが私のルーティン。

 自主練習では、現在発売中の新極真会の機関紙〝空手ライフ〟で紹介しているシャドースタンドを頻用しています。


8.20.2020自主練習

 シャドースタンドは、コロナによる休講期間中の自主練器具として考案しました。

 ネーミングは空手ライフの取材時に記者さんから「何か器具に名前をつけてください。」との要望で命名しました。

 ネーミングするほど大げさな自主練器具ではなく、何となくネーミングも面映ゆいですが、シャドートレーニングの補助器具として、シャドーのイメージが広がり、また上段系の技を当てる感覚を得られるので、私としては重宝しています。

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 シャドーは私のトレーニングメニューの重要項目の一つですが、技の実感覚から組手のイメージを綿密に描き、実践的な動きを練り上げて行きたいと思います。

L 字ブロック 8.19.2020鴨島道場

 昨日(8/19) の鴨島道場。

 少年部クラス1 部(17 時45 分~18 時45 分)

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 少年部クラス2 部(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 昨日の昼間は、パーソナル格闘技エクササイズ・ストライクフィットネスin 鴨島。 


8.19.2020ストライクフィットネス

 暑い中、受講者のお二方は頑張られていました。

 スパーリングでは、トレーニングメニューのステップ練習が奏功して、相手をする私も道場の隅に追い詰められ、なかなかステップだけでは躱しきれないようになってきました。

 顔面に被弾する回数も増えてきましたが、メイウェザーのL 字ブロックで対応を試みてます。

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 動画を見ると、全然、L 字ブロックが甘いですが、メイウェザーを研究して練り上げて行きたいと思います。

 ストライクフィットネス、結構、私自身の練習になってたりします。

自我、自立の契機。 8.18.2020徳島市加茂道場

 昨日(8/18) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


8.18.2020徳島市加茂道場


 昨日の稽古、ある低学年の子がスパーリングで、積極的に打ち返していたのが目に止まりました。

 それまでは、打たれるまま、相手の勢いになすがままでしたが、打ち返している姿に意識の変化を感じました。

 その意識の変化は、自我の芽生えのように感じました。

 自我とは、精神的には〝自分自身に対する、各個人の意識・観念〟とあります。

 スパーリングで打たれるまま、なすがままの時は〝空手をしている〟〝スパーリングをしている〟〝戦っている〟という自分への意識が薄かったのだと思いますが、打ち返すことは、まさに自分への意識に反応しての行動と思います。

 自我は自立に通じると思います。

 自立は何らかの契機を伴うと思いますが、その契機は良質であるべきです。

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 まっとうな空手は、忍耐、克己といった良質な自立な契機を子ども達に与えるものと思います。

 まっとうな空手を教える道場でありたいと思います。

願い、信じる強さ。 8.17.2020美馬道場

 昨日(8/17) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

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 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


 少年部道場生が強くなっていく背景には、保護者様の空手へのご理解、そして熱心さを感じます。

 昨日のブログに書きましたが、きつい、厳しい稽古を子ども達が乗り越えるのは、必ずしも自発的なものではなく、保護者様の後押しが見られます。

 その後押しは他人では到底踏み込めない、親ならでは力強さを感じますが、その力強さは決して強制な力づくものではなく、〝強くあれ〟と願う、また〝強くなれる〟と我が子を信じる心情のように感じます。

 願いと信じる強さを持った後押しでなければ、子どもは強くなれない。

 道場で少しずつ強くなっていく子ども達を見て、よくそう思います。

 

 さて、昨日は美馬道場でストライクフィットネス。


8.17.2020ストライクフィットネス

 廃校となった小学校の3 階にある美馬道場は風通しが良く、思うよりも酷暑ではありませんが、それでもやはり大量発汗。

 昨日も良い汗を流していただきました。

お盆稽古&空手ライフ最新刊

 お盆休みが終わり、本日(8/17)より稽古再開です。

 お盆休みとは言え、期間中はほとんど指導と稽古でした。

 8/12 小4 以下…9 時30 分~11 時


8.12.2020強化稽古1部

 8/12 小5 以上…11 時15 分~12 時45 分


8.12.2020強化稽古2部


 8/13 小4 以下…9 時30 分~11 時


8.13.2020強化稽古1部

 8/13 小5 以上…11 時15 分~12 時45 分


8.13.2020強化稽古2部


 8/14 小3 以下…10 時~11 時


8.14.2020強化稽古1部

 8/14 小4 以上…11 時15 分~12 時15 分


8.14.2020強化稽古2部

 8/14 顔面スパーリング…12 時30 分~13 時30 分


8.14.2020強化稽古3部


 8/15 自主練習…9 時30 分~11 時


8.15.2020 自主練習


 どのクラスも暑くて大変でしたが、幼年、低学年の子達の中にはスパーリングで泣いたり、リタイアする子もいました。

 しかし以前ならば、泣いたり、リタイアしていた子が最後まで稽古をやりきる姿も有り、きつい稽古の中にも着実に道場生が強くなっている実感を感じました。

 我々の空手の稽古はきつくて、厳しいものです。

 なぜ、きついこと、厳しいことを稽古で行うのか?

 それはシンプルにきつい、厳しい稽古が人を強くするからです。

 このことは、どんな巧言であっても偽れない、絶対的な真理と私は思います。

 ただ闇雲なきつさ、厳しさは論外ですが、人を強くするための的確なきつさ、厳しさを求めていきたいと思います。

 また道場生に求めるだけでなく、自身にも課していきたいと思います。


 さて、空手ライフ最新刊に、久しぶりに取り上げていただいております。

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 ご購読のほど、よろしくお願い致します。